病気のはなし

ワクチン

ワクチンの効用

近年、公費で接種可能なワクチンが増えて、小さい子供さんがいるお家の方は大変です。産まれて2ヶ月を過ぎると、ワクチン接種が始まります。

振り返ればここ10年ほどの間に、ワクチンの種類が非常に増えました。0歳児の間に、ヒブ・肺炎球菌・4種混合ワクチン、そしてBCGが定期接種(公費で接種が可能なワクチン)であります。また、任意接種(自費で接種するワクチン)ではありますが、ロタウイルスワクチン・B型肝炎ワクチン(2016年10月より定期接種となる予定)もあります。また、近年1才児以降で、水痘(みずぼうそう)ワクチンも定期接種となりました。

私が医師になった、2000年頃はワクチンの接種率が低くまた1回接種であったため、麻疹(はしか)の大流行も経験しましたし、ヒブ・肺炎球菌ワクチンが無かったために、毎年のように重い細菌性髄膜炎の患者さんを経験しました。これらの病気に対するワクチンが始まり、接種率も向上したため、現在ではほとんど経験することがない病気となりつつあります。「病気を治す」医療から「病気になるのを防ぐ」医療への転換がはかられたとも言えそうです。水痘もあと数年するとほとんど罹ることのない病気となりそうです。

ワクチンの効果は、接種した人が抵抗力をつけることで感染を防ぐ効果と、多くの人が同時に接種する(全体の接種率を上げる)ことで病気自体を社会から無くす効果の2種類があります。接種率を上げるには定期接種となることが非常に重要です。ロタ・ムンプス(おたふくかぜ)などのワクチンもできるだけ早く定期接種となることが望まれます。

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